うすい姿にぶあつい歴史「なが餅」


三重県・四日市の名物「なが餅」。出張から帰ってきた是々堂スタッフのお土産です。


三重県といえば伊勢の名物「赤福餅」が有名ですが、

こちらも所ジョージさんの大絶賛をうけて、結構な人気者になっている様子。


餅にあんこをつつんで長く引き延ばした、というより、

うっかり踏みつぶしてしまったかのような、てらいのない、素朴な姿の餅菓子。


でも、むしろこの、ひしゃげてヒョロ~ンとした薄さが、

食べやすさや食感の楽しさを予感させますね。


子どものころ、つい尻ポケットや鞄の中にしまい忘れ、

いつしか平べったくつぶれてしまったお饅頭にも

趣を感じながら食べていた & すこぶる餅好き、あんこ好きの私。


朝一にもらってすぐ、ぱくついてしまいました。


北海道小豆と、国産もち米を使用したという、もちもち優しい味わいに、

両面をうっすら火で炙った香ばしさが加わり、かなり美味!


大福餅は好きだけど、あのボリュームはちょっと…という方におすすめです。



作ってらっしゃるのは四日市市の「笹井屋」さん。お取り寄せもOKです。


創業は天文十九年(1550年)。「赤福」さんよりも古い、三重県最古の餅菓子店で、

かの戦国武将、藤堂高虎も、「なが餅」のおいしさに感動し、

武運のながきとかけて喜ばれたそうな。


それでは、「なが餅」の歴史に思いを馳せ、

また、このブログがどうかなが〜くつづきますようにと願いつつ、

今一度、日本茶とともにゆっくり賞味させていただきます。


こちらのサイトでも紹介されてました。餅ラバーは要チェックです。

いっぷく

是々堂スタッフ・デザイナー。大阪市在住。
陶芸で土に触れ、古道具で木に触れ、ベランダガーデニングで花に触れ、写真で海・空・山を眺める。
アウトドア志向のインドア派です。

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是々堂

コミュニケーションデザインカンパニーの、 ほっこり系クリエイターたちが、 ささやかな暮らしに味わう “ふふふ”や“むむむ”の記録。 写真の中の風景に広がりや物語を与える、 小さな点景のように、 みなさまの暮らしの景色にここちよい変化を、 というほどのこともない、 あれやこれ…。 心の片すみにでも、 置いてやってくだされば幸いです。